軍用機乗りの生き方・滝沢聖峰の世界観 ①

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「滝沢聖峰」という漫画家との出会いはコンビニの本棚でした。
「滝沢聖峰」という名前を知らなかった私がこう言うのもお恥ずかしい話ですが、元々戦記物の漫画は好きでした。
しかし、滝沢聖峰氏の事を知らなかった私はなんとなく購入し、読んでみるとこれが思っていた以上にハマってしまいました。
以後、コンビニで「滝沢聖峰」という名前の書かれたコンビニコミックを見るとほぼ買ってしまいます。
時期がずれると、別々のコンビニで同じものを2冊買ってしまう事もありました。

滝沢聖峰の漫画に出てくる登場人物は全員日本人らしい薄い顔に、軍人らしい短髪揃い。だが、その中でも顔の形、眉毛、目、鼻、口などのパーツを変え、しっかりと見分けのつく特徴があり、それぞれに個性を感じます。

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艦船や航空機に対しても決して手を抜くことはなく、特に戦闘機に関する深い知識を持ち、その特徴をよく捉えていて、それを絵にする技術力と分かり易い構図を選別するセンスを持ち合わせていると思います。
このセンスを持ち合わせていない漫画家が描いた漫画は、その漫画を手にした読み手に機体の状態を上手く伝えられない事がよくあります。しかし、滝沢聖峰氏の作品にその心配はなく、難しい戦闘シーンでも理解できる範囲に収められています。

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そして、熾烈な戦場においてもちょっとホッとする場面が描かれているのも魅力の一つです。
下記はその一例ですが戦闘を繰り広げる兵士も、一人の人間なんだと思わされる場面です。


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さらに戦場における兵士たちの小さくとも、賢明な工夫が所々に出てきます。物資の足りない当時、必死な努力がうかがわれるのです。

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短編の多い作者の作品ですが400ページ強の「帝都迎撃戦闘隊」や200ページ前後の「飛燕独立戦闘隊」・「帝国海軍戦闘隊」などの長編にどうしても興味心を持っていかれます。長く主人公を見ている事で感情移入してしまうせいなのかもしれません。
上記3編は滝沢聖峰の作品の中で結構好きな3作品です。


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私の個人的な好みの話ですが、近年の作品では女性の顔などにに変化があるようです。コミック本の表紙を見ただけですが、まだ手に取る気にはなれないのです。滝沢聖峰氏本人の意志なのか、編集部の意志なのかは分かりませんが、おめ目パッチリの可愛い系キャラよりも「帝都迎撃戦闘隊」の最後の方で出てくる女性の方が、朴訥(ぼくとつ)とした感じが出ていて滝沢聖峰の作品にはあっているように思えます。

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