吉凶いまだ不明な第3弾作・天の血脈

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「虹色のトロッキー」「王道の狗」に続く、安彦良和近現代史3部作と呼ばれる作品の第3弾。
平成27年10月25日現在、第6巻までが発売されています。


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物語の舞台は1903年(明治36年)10月の満州・朝鮮の国境、集安(チーアン)から始まります。
主人公の一高生・安積亮という青年が、古代高句麗の王・広開土王の偉業を後世に伝えるために建てられた「広開土王(好太王)碑」の調査に参加したことが全ての始まりになるのです。
翌年の1904年(明治37年)2月には日露戦争が開戦されるので、日露開戦4カ月前の緊迫した状況での満朝国境付近ということになります。


もちろん広開土王碑調査団一行は順調に調査を進め何事もなく日本へ帰る・・・なんてことはありません。
馬賊に襲われ、ロシア兵にスパイ容疑で拘束され、軽く?拷問なんかも受けますが「王道の狗」の時に紹介した黒龍会(国家主義《右翼》団体)の内田良平の登場によって窮地を脱っし、広開土王碑の拓本取りも無事終了。
その後、舞台は一度日本へ戻ったりしますが・・・・・おっと、内容の説明はこの程度にしておきます。どうしても今すぐストーリーを知りたいと思う人には Wikipedia へ。もしくはお近くの本屋さんへ行くことをお勧めします。


 RIMG0534 (3).JPG 恩師 嬉田貞一・一高教授

このブログでは、私が近現代史を題材とした漫画を読み、そこで感じた想いを書いています。作品の内容を説明する場ではないので、ここからは感想を述べていきます。とはいえ、多少は内容に触れる事もあるとは思いますが・・・。

と、いう事で「天の血脈」という漫画に対する感想ですが・・・・・まだ良し悪しは判別出来ません。
まだ完結していないという点もあるのかと思いますが、「虹色のトロッキー」や「王道の狗」と違って近現代史に古代史を融合させている作者独自の構想が、先を読めない展開になっているのです。


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左から主人公の安積亮イサナ神功皇后内田良平

確かに安彦良和氏といえば「ナムジ」や「神武(じんむ)」、「蚤の王(のみのおう)」、現在も連載中の「ヤマトタケル」など日本古代史の漫画を数多く描いています。
しかし、そのどれもを私は読んだことがありません。「古代史」という分野は「私の歴史観」の範疇からズッポリと抜け落ちた、最も興味をそそられない分野なのです。
それ故なのか、何度か読み直してみたのですが、なかなか頭の中に納まらない部分が出来てしまいます。


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 今の私の心情はこんな感じです。

前出の2作同様、この作品にも多くの歴史上の実在した人物が出てきます。
上記に載せた人物以外にも張作霖大杉栄宮崎滔天宋教仁孫文、そして伊藤博文安重根
6巻までにこれだけの人物が出てきています。(ちょい役だったらもっと出ています)


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これらの人物がこれからストーリーにどう関わってくるのか、それによってこの作品に対する私の評価は変わってくると思っています。

特に注目しているのが、第6巻から登場してきた安重根です。安重根といえば日本人なら伊藤博文を暗殺したテロリストとしての認識が一般的になっています。一方、韓国では朝鮮を貶めた悪い伊藤博文を倒した英雄として称えています。もちろん私は日本人なので前者の考えです。そのため、安重根の素性を知ろうとは思いませんでした。「知りたくもない」というのが多くの日本人の思いなのではないでしょうか。
しかし、この作品では事件前の安重根の素性や思想を描き、主人公に接触させました。
それがこの先物語にどんな影響を与えていくのか、楽しみでもありながら、良い人物として描かれた場合、私自身どう思うのか複雑な感じなのです。まあ全てを読み終えたときにその答えはでるのでしょう。


いずれにせよこの作品を理解するためにも、先に挙げた「安彦良和古代史作品を読んでみる必要があるのかもしれない」と財布の中身と相談し、迷いながらこのブログを書いています。

でもこのブログは近現代史を謳っているから紹介は出来ないかなあ。
・・・・・・番外編として載せちゃえばいいかなあ。などとも考えています。
その前に本を買わなければ何も始まらないのですが・・・。





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ナムジ
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神武
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蚤の王
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ヤマトタケル
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